Gundaman’s blog

ガンダムやウルトラマンを始め、自分の倍以上歴史があるものに果敢に挑み感想を言っていきます

ガンダムAGE アセム編感想

第三話 スーパーパイロット

 

みなさん、こんにちは!!

 

GUNDAMANです!!!

 

閃光のハサウェイの感想を挟んでしまいましたが、今回はあまりにもアツアツ展開のガンダムAGEセムの感想です。機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDENに関わるシーンが多く、MOEを見ていた時は「ほえ〜、なんじゃこりゃ〜」って感じだった場面でも、AGE本編では涙は流すし鼻水も垂らすしで人に見せられる姿ではなくなってしまうほどの最高傑作だったと思います。今回はそのアセム編の中でも特に好きな4つのポイントを書いていこうと思います。

 

あらすじ紹介

はじめに、ガンダムAGE4パートの中の2つ目、アセム編のあらすじを紹介しておきます。

 

フリットの息子、アセム・アスノ
彼は父からガンダムを受け継ぎ、強大な敵、ヴェイガンに立ち向かう。
激しさを増す戦いの中で、若者達の友情は、命は、儚く消えゆくのか?
急展開するガンダム大河ストーリー第2章

ヴェイガン
それは、移住計画の失敗によって
火星圏に取り残された人々がつくり出した、新たなる国家だった
過酷な環境で生きることを強いられた者たちは
地球』という楽園を取り戻すため
大いなる計画を企てたのだ。

A.G.140年―
25年という時が流れ、新たな世代へとガンダムは受け継がれていく。
地球連邦と、かつてUEと呼ばれた『ヴェイガン』との戦争は、終わることなく未だ続いていた。連邦軍司令官であるフリット・アスノは、AGEデバイスを17歳の誕生日を迎えた息子、セムに託す。その後、アセムたちが住んでいるコロニー・トルディアはヴェイガンの攻撃を受けてしまう。アセムはヴェイガンから、コロニーの人々を守るため、隠されたガンダムを起動する。

セムの学校に転入してくる謎多き青年、ゼハート・ガレット
彼との出会いがアセムの運命にもたらすものとは・・・。

A.G.141年―
やがて、学園生活を終えたアセムは、地球連邦軍へと入隊する。
そして、アセムは、新たなるガンダムAGE-2』に乗り込んで戦いへと赴く。

www.gundam-age.net

 

 アチアチポイント① アセムという男

早速、注目していただきたいのは、セムフリットの息子だというところです。もうアツい!!「これでアツいならお前ガンダムAGE全部アツいだろ」と思ったそこのあなた。その通り!!主人公が親から子へ移っていく、まさにage(時代)の名に恥じないこの作品は基本的には全部アツがいんですよ!!ですが、その中でも私が「アセム編が一番アツい!」と思っているのには特別なわけがあります。それは、セムだけがXラウンダー能力を持っていない、という点です。父であるフリットや、アセムの息子であるキオにはあるのに、アセムだけが持たずして生まれたのです。Xラウンダーの力を天からの授かり物とするなら、アセムはそれをもらえなかった凡人、という位置付けになる訳です。

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アセム・アスノ

セム編の物語は常にこの才能がないというアセムの苦悩がつきまといながら進行します。父フリットから敵(ヴェイガン)の抹殺を期待され続け、周りの人からは英雄フリットの息子というフィルターで見られ続ける。それなのに自分には父のようなXラウンダーとしての力はなく、あくまで普通の人という枠を抜け出せない。そんな周囲の期待と異なる自分に焦りを抱えているのがこのアセムという人間なのです。このアセムの苦悩を端的に表した話がガンダムAGE第25話『恐怖のミューセル』。敵であるヴェイガンから奪取した“人を無理やりXラウンダーにするアイテム”を仲間の制止を振りのけ装着し、戦闘に参加するシーン。Xラウンダーに対する嫉妬やはやくパイロットとして父に追いつかなければという焦りからガンダムに乗るところは、やはり精神面ではまだまだ未熟な、年相応な少年という印象を与えてくれました。

セムという一人の少年をしっかり描写してくれた個人的に好きな話です。 

アチアチポイント② ゼハート・ガレット

実は、少年アセムの焦りを生み出しているのは父フリットの存在だけではありませんでした。

そう、その男こそ、アセムの永遠のライバルであるゼハート・ガレットです!!古来よりナルトにはサスケ悟空にはベジータアムロにはシャアと言ったように魂を揺さぶる激アツ作品にはライバルキャラが不可欠であるとされてきました。かの孔子先生も「流石にアセムとゼハートはアチいアルヨ」と弟子に言ったとか言わなかったとか。そんなわけでこのアセムのライバルであるゼハートの登場は、王道中の王道を歩む激アツ展開になることが予想されたわけです。

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ゼハート・ガレット

そんな期待を抱えて臨んだ本編。一体全体なんなんだこれは。最初はスパイとしてアセムに近づくゼハート。そこから芽生える本物の友情。しかし運命に巻き込まれ敵として対峙してしまう二人。何度も戦場でぶつかり、Xラウンダーであるゼハートに戦闘面での差を見せつけられるアセム。だけど最後には大勢の人を救うべく協力し、笑い合う。THE 王道を追求したようなライバル関係。これに魂を持っていかれない男がいますか?僕は全て宇宙に持ってかれていました。変にアレンジを加えない素直なライバル関係を描いた関係者の方に大きな拍手を送らせていただきたいです。

 

アチアチポイント③  我らが隊長、白き狼ことウルフ・エニアクル

そして、個人的にアセム編を語る上でどうしてもどうしても外せないのがゼハートの他にもう一人。アセムを導き、アセムの所属する隊を率いる長としてフリット編から連続登場し、その頼れる姿で僕の愛を爆発させた漢。そう、ウルフ・エニアクルです!!!

 

まずその容姿。フリットもミレースさんもそうですがフリット編から年月が経ち皆さん歳をとっているわけですが、おまっ、ダンディすぎるやろ!!フリット編のやんちゃ青年の面影は残しつつも、立派なヒゲを生やしておっちゃん感が強くなっています。私自身ダンディなおっちゃんが三度の飯と同じくらい好きなので、まさにドストライクな見た目へと変貌していました。白いあご髭がクールすぎるよ、ウルフ隊長…

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歳をとったウルフ隊長。カッコ良すぎます。

 

私がウルフを漢として尊敬し、アセム編どころか『ガンダムAGE』全体でももっとも好きなキャラの一人として挙げるのは、もちろん容姿だけではありません。その隊長っぷりが最高にかっこいいのです。ゼハートがライバル的存在であるなら、ウルフ隊長は王道をゆく師匠的存在と考えられます。古来よりナルトには自来也、ルフィにはレイリー、緑谷にはオールマイトといったように(以下略)。

作中でのウルフはアセムの理解者としての立場にいるのかな、と感じました。ウルフはXラウンダーではなく、ただ優秀なモビルスーツパイロットです。このことは非常にアセムと似ています。アセムも自分がXラウンダーでありませんが、それ以外のモビルスーツでの戦闘センスはピカイチです。しかし、ウルフと違うのは、父であるフリットやライバルのゼハートがXラウンダーであることが理由で自分の持つ力を信じられていないことです。その自分への自信のなさがアセム編の醍醐味であることは先に述べたとおりですが、そんなアセムの悩みを断ち切った言葉が、第25話『恐怖のミューセル』でウルフが言った「たとえ優れた能力を持っていたとしても心が弱くて腐っていたんじゃ意味がない、ここ(心)が強い奴が最後に勝つんだです。この言葉とそれを聞くアセムの反応が本当に好きです。アセムを一人の優秀なパイロットと見て真摯に向き合うウルフ。そんなウルフの心からの言葉に涙を浮かべ感謝するアセム。このシーンだけでも二人の間にある父と子にも近いような師弟関係が見て取れると思います。実はこの25話の会話シーンはアセム編の終盤につながる超重要シーンなのですが、それはぜひ自分の目でご確認ください。そして一緒に〇〇〇〇パイロットになりましょう!

 

アチアチポイント④ しっかり描かれる一般パイロット

さて、ここまでの内容だと、主要キャラがメインに描かれ、それ以外の普通の戦闘員、いわゆるモブはあまり描かれていないのではないか、と思いませんか?本当に個人的な話ですが、私ことGUNDAMANは去年に成人を迎えてから不思議と考え方が変わりまして、鬼滅の刃や呪術廻戦などの最近流行りの漫画を読んでいるときに、「多分私はこの世界線に行ったら訳もわからず殺されるようなモブに過ぎないだろうなあ」と感じるようになってしまったのです。やっぱり私は主人公にはなれないでモブなんだろうな、と思うようになりました。そんな自分は大したことないなと思い始めた私にとって、主人公書くだけでなく特徴のない一般兵がしっかりと描かれているガンダムAGEはとても共感できる部分が多いのです。そのガンダムAGE全般の中でもアセム編は特に良いモブがいるのです!!!

 

その人物が、このオブライトさんです。当然Xラウンダーでもなければ抜群にセンスがあるわけでもない。ただのパイロットなのですが、この人に関わるエピソードがめちゃめちゃに良い。この人の話はキオ編に関わってもくるので、ここまでにしますが、気になった方はぜひ自分の目でオブライトさんのストーリーをチェックしてください!!

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みんな大好きオブライトさん

 

最後に

さて、ここまでお付き合いしていただきありがとうございました。

今回実は色々と書いていたのですが内容が多くなりすぎてしまいそれを修正しているうちに、かなり簡潔になってしまいました。正直、私の熱量がしっかり文章に起こせていない感が否めないです。もしそれでも、少しでも興味を持ってくださった方はぜひ見ていただき一緒に感想とかを言い合える日がくると嬉しいです!!!

 

ではみなさん、読んでいただきありがとうございました!!!また会いましょう!!!